【2024年最新】Amazon DSPとは?仕組みやメリット、始め方を解説
更新日:2024年01月14日
Amazonに出品している事業者の方の中には、「Amazon DSPに興味があるけど、まずそもそもAmazon DSPってどんな広告?」「Amazon DSPを始めたいと考えているけど、どうやって始めたらいいか分からない...」などと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はそうしたお悩みをお持ちの方に向けて、Amazon DSPの仕組みやメリット、始め方を解説します。Amazon DSPに興味関心のある方はぜひ最後までご覧ください!
目次
1.
Amazon DSPとは?・
Amazon DSPの特徴・
他のAmazon広告との違い2.
Amazon DSPのメリット4つ・
Amazon外にも広告が掲載される・
Amazonに出品していなくても配信可能・
Amazonの膨大なオーディエンスデータを活用できる・
様々なターゲティング方法を利用できる3.
Amazon DSPのデメリット4つ・
最低出稿料金が高額・
どのサイトに配信されるか分からない・
DPSを探す手間がかかる・
なかなか成果を出すのが難しい4.
Amazon DSPの始め方・
Amazon DSPか一部の広告代理店に問い合わせる必要あり5.
Amazon DSPについてよくあるQ&A・
Amazon DSPの具体的な仕組みは?・
Amazon DSPで利用できるクリエイティブフォーマットは?6.
Amazon DSPおすすめの運営代行サービスは?7.
まとめ
Amazon DSPとは?
Amazon DSPの特徴
他のAmazon広告との違い
広告 | 種類 | 掲載場所 | 課金方式 | 出品の必要 | 制作・運用 |
---|---|---|---|---|---|
スポンサープロダクト広告 | 検索広告 | Amazon内 ・検索結果ページ ・商品詳細ページ | クリック課金 | 必要 | 自社(セルフサービス) |
スポンサーブランド広告 | ディスプレイ広告 | Amazon内 ・検索結果ページ ・商品詳細ページ | クリック課金 | 必要 ※ブランド登録も必要 | 自社(セルフサービス) |
スポンサーブランド動画広告 | 動画広告 | Amazon内 ・検索結果ページ ・商品詳細ページ | クリック課金 | 必要 ※ブランド登録も必要 | 自社(セルフサービス) |
スポンサーディスプレイ広告 | ディスプレイ広告 | Amazon内 ・商品検索結果ページの横 ・商品詳細ページ ・カスタマーレビュー ・おすすめ商品の下広告枠 | クリック課金、vCPM(ビューアブルインプレッション) | 必要 ※ブランド登録も必要 | 自社(セルフサービス) |
Amazon DSP | ディスプレイ広告 | Amazon内外 | インプレッション課金 | 不要 | Amazonのエキスパートが運用 |
動画広告 | 動画広告 | Amazon内外 | 形式と枠による | 不要 | 自社またはAmazon |
音声広告 | 音声広告 | Amazon Musicの無料サービス | インプレッション課金 | 不要 | 自社またはAmazon |
関連記事
【初心者でも分かる】Amazon広告の種類やメリット、運用のコツを解説
関連記事
【最新版】Amazonスポンサーブランド動画広告の特徴や費用、始め方を解説
Amazon DSPのメリット4つ
・Amazon外にも広告が掲載される ・Amazonに出品していなくても配信可能 ・Amazonに膨大なオーディエンスデータを活用できる ・様々なターゲティング方法を利用できる
Amazon外にも広告が掲載される
Amazonに出品していなくても配信可能
Amazonの膨大なオーディエンスデータを活用できる
様々なターゲティング方法を利用できる
ターゲティング方法 | 概要 |
---|---|
ホットカスタマーターゲティング | Amazonにおける直近の閲覧履歴をもとに、特定のカテゴリーに対して興味・関心を持つユーザー層にアプローチする |
ライフスタイルターゲティング | Amazonにおける直近の閲覧・購買履歴をもとに、「旅行好き」や「子育てママ・パパ」など特定のライフスタイルカテゴリーに興味・関心を持つユーザー層にアプローチする |
ASINリターゲティング | Amazonにおいて特定の商品を閲覧したユーザーに対して、再度アプローチする |
オーディエンスターゲティング | Amazon DSP内で発行できるトラッキングタグをサイトに埋め込み、そのサイトにアクセスしたユーザーに対し広告を配信する |
類似オーディエンスターゲティング | アップロードした優良顧客のデータや、トラッキングタグで収集したコンバージョンユーザーのデータと類似した動きをしているユーザーをリスト化して広告を配信 |
Amazon DSPのデメリット4つ
・最低出稿料金が高額 ・どのサイトに配信されるか分からない ・DSPを探す手間がかかる ・なかなか成果を出すのが難しい
最低出稿料金が高額
どのサイトに配信されるか分からない
DPSを探す手間がかかる
・配信先 ・対応しているデバイス ・課金方式 ・手動 or 自動運用か ・DMP(自社データ)連携はあるか ・どんな機能があるか
なかなか成果を出すのが難しい
Amazon DSPの始め方
Amazon DSPか一部の広告代理店に問い合わせる必要あり
Amazon DSPについてよくあるQ&A
Amazon DSPの具体的な仕組みは?
Entity(エンティティ)は代理店単位で作成されるアカウントのことです。Amazon DSPを取り扱っている代理店が複数の広告主のアカウントを管理に利用する最上位階層となります。
Advertiser(アドバタイザー)は広告主のことです。「担当者名」や「会社の基本情報」などを入力する箇所になり、原則1広告主あたり1つのみ作成します。
Order(オーダー)は広告キャンペーンに該当します。広告を運用する「期間」、「予算」、「頻度」の項目を設定します。Advertiserの配下にあり、Lineitemも含まれます。
Line item(ラインアイテム)は広告グループに該当します。設定項目が多く、主にターゲティング・予算・入札価格などを設定します。「Standard display」、「Amazon mobile display」、「AAP – Mobile app」、「Video」の4種類があり、配信デバイスやサプライソースによって使い分けて、広告の費用対効果を高めます。
Creative(クリエイティブ)は広告として表示されるコンテンツのことです。「静止画広告」、「eコマース広告」、「動画広告」の3種類があります。これらはLineitemに紐づけられます。
Amazon DSPで利用できるクリエイティブフォーマットは?
静止画バナー広告は、リンクイン(Amazon内への遷移)とリンクアウト(Amazon外への遷移)のどちらにも対応しており、配信面もオンサイト(Amazon内)とオフサイト(Amazon外)のどちらにも出稿できます。
eコマース広告は、最大4つの広告フォーマットをセットで配信できます。種類としては「今すぐチェック広告」、「カスタマーレビュー広告」、「クーポン広告」、「カート広告」の4つがあります。
動画広告は、Amazon広告内で唯一のオフサイト配信が可能なフォーマットです。動画を使用することで、商品やブランドのイメージをより詳細に伝えることができます。
Amazon DSPおすすめの運営代行サービスは?
まとめ
よくあるご質問
Q
Amazon DSPとは?
+
A
Amazon DSP(Demand-Side Platform)とは、広告配信を希望する「広告主」のプラットフォームのことです。 広告枠を提供する「メディア」のプラットフォームであるSSP(Supply-Side Platform)と連携して使われ、Amazon DSP上で「広告主」と「メディア」がマッチングすることで広告が配信される仕組みになっています。
Q
Amazon DSPの特徴は?
+
A
Amazon DSPの最大の特徴は、Amazon内だけではなく、Amazon外にも広告を掲載できる点にあります。 例えば、Amazon Publisher Services(Amazonが直接提携・取引しているWebサイト枠) やGoogle Ad Exchange(Googleディスプレイ広告と同じ広告枠)などに広告を表示させることが可能です。
Q
Amazon DSPのメリットは?
+
A
Amazon DSPのメリットは、Amazon外にも広告が掲載される、Amazonに出品していなくても配信可能 、Amazonに膨大なオーディエンスデータを活用できる 、様々なターゲティング方法を利用できるの4つです。
Q
Amazon DSPのデメリットは?
+
A
Amazon DSPのデメリットは、最低出稿料金が高額、どのサイトに配信されるか分からない 、DSPを探す手間がかかる 、なかなか成果を出すのが難しいの4つです。
Q
Amazon DSPの始め方は?
+
A
Amazon DSPの始め方は他のAmazon広告とは異なり、Amazon DSPは一部の広告代理店と、Amazon側だけが運用することが可能です。 そのため、Amazon DSPを始めるにはまず、自社で取引のある広告代理店もしくはAmazon担当者に問い合わせる必要があります。
著者:EC Kaizen 編集部
【執筆・監修・顧問経歴】 長谷川克己:有名インテリアショップのECやAmazon、楽天市場でのマーケティングを担当