【最新版】Amazonスポンサーブランド動画広告の特徴や費用、始め方を解説
更新日:2023年12月22日
Amazonに出品している事業者の方の中には、「最近スポンサーブランド動画広告という言葉をよく目にするけど、一体どんな広告なんだろう?」「スポンサーブランド動画広告を始めたいと考えているけど、費用や始め方が知りたい...」などと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はそうしたお悩みをお持ちの方に向けて、スポンサーブランド動画広告の特徴や費用、始め方を解説します。動画広告に挑戦してみたいという事業者の方はぜひ最後までご覧ください!
目次
1.
スポンサーブランド動画広告とは?・
掲載場所とターゲティング・
スポンサーブランド動画広告と他のAmazon広告との違い2.
スポンサーブランド動画広告の特徴4つ・
目に入りやすくインパクトが大きい・
ブランドや商品のイメージを伝えやすい・
まだまだ競合が少ない・
CTR(クリック率)が高い3.
スポンサーブランド動画広告の始め方・
【事前準備①】Amazonブランド登録をする・
【事前準備②】動画を制作する・
1.Amazonセラーセントラルに登録・
2.Amazon広告に登録・
3.セラーセントラルとAmazon広告を紐付ける・
4.キャンペーンの中から「スポンサーブランド広告」を選択・
5.広告フォーマットの中から「動画」を選択・
6.広告を配信したい商品の設定・
7.クリエイティブの設定・
8.ターゲティングの設定4.
スポンサーブランド動画広告の動画制作のコツ5つ・
目的とターゲットを明確にする・
最初の数秒でユーザーの目をひく・
動画の長さは20秒以下にする・
動画にCTAを挿入する・
音無しでも伝わるようにする・
【補足】審査に落ちないために注意したい点5.
スポンサーブランド動画広告についてのよくあるQ&A・
スポンサーブランド動画広告のデメリットは?・
スポンサーブランド動画広告にかかる費用は?・
スポンサーブランド動画広告のおすすめの運用代行サービスは?6.
まとめ
スポンサーブランド動画広告とは?
掲載場所とターゲティング
キーワードターゲティング:事前にキーワードを設定しておき、そのキーワードが検索された際に検索結果に広告が表示されるというもの 商品ターゲティング:特定の商品やカテゴリーを指定し、広告を配信する方法のこと
スポンサーブランド動画広告と他のAmazon広告との違い
広告 | 種類 | 掲載場所 | 課金方式 | 出品の必要 | 制作・運用 |
---|---|---|---|---|---|
スポンサープロダクト広告 | 検索広告 | Amazon内 ・検索結果ページ ・商品詳細ページ | クリック課金 | 必要 | 自社(セルフサービス) |
スポンサーブランド広告 | ディスプレイ広告 | Amazon内 ・検索結果ページ ・商品詳細ページ | クリック課金 | 必要 ※ブランド登録も必要 | 自社(セルフサービス) |
スポンサーブランド動画広告 | 動画広告 | Amazon内 ・検索結果ページ ・商品詳細ページ | クリック課金 | 必要 ※ブランド登録も必要 | 自社(セルフサービス) |
スポンサーディスプレイ広告 | ディスプレイ広告 | Amazon内 ・商品検索結果ページの横 ・商品詳細ページ ・カスタマーレビュー ・おすすめ商品の下広告枠 | クリック課金、vCPM(ビューアブルインプレッション) | 必要 ※ブランド登録も必要 | 自社(セルフサービス) |
Amazon DSP | ディスプレイ広告 | Amazon内外 | インプレッション課金 | 不要 | Amazonのエキスパートが運用 |
動画広告 | 動画広告 | Amazon内外 | 形式と枠による | 不要 | 自社またはAmazon |
音声広告 | 音声広告 | Amazon Musicの無料サービス | インプレッション課金 | 不要 | 自社またはAmazon |
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【2024年最新】Amazon DSPとは?仕組みやメリット、始め方を解説
スポンサーブランド動画広告の特徴4つ
・視認性が高く認知されやすい ・ブランドや商品のイメージを伝えやすい ・まだまだ競合が少ない ・CTR(クリック率)が高い
目に入りやすくインパクトが大きい
ブランドや商品のイメージを伝えやすい
まだまだ競合が少ない
CTR(クリック率)が高い
CTRが+108.1%向上 スポンサーブランド動画広告フォーマットを使用した広告主様は、スポンサーブランド広告の商品コレクション広告フォーマットのみを使用した広告主様と比較して、クリックスルー率(CTR)が108.1%増加しました。
スポンサーブランド動画広告の始め方
【事前準備①】Amazonブランド登録をする
・商標権 ・ブランドロゴ ・商品画像
1. ブランドレジストリアカウントの登録 2. 公的機関に登録された商標番号を提出 3. 商品画像をアップロードする 4. ブランドカテゴリを選択 5. 流通・ライセンス情報を入力
【事前準備②】動画を制作する
項目 | 要件 |
---|---|
アスペクト比 | 16:9 |
サイズ | 1280 x 720ピクセル、1920 x 1080ピクセル、あるいは3840 x 2160ピクセル |
ファイルサイズ | 500MB以下 |
ファイル形式 | MP4またはMOV |
長さ | 6~45秒 |
フレームレート | 23.976、24、25、29.97、29.98、30fps |
ビットレート | 1 Mbps以上 |
コーデック | H.264またはH.265 |
プロフィール | メインまたはベースライン |
動画ストリーム | 1のみ |
項目 | 要件 |
---|---|
言語 | 広告の地域と一致する必要あり |
サンプルレート | 44.1 kHz以上 |
コーデック | PCM、AACまたはMP3 |
ビットレート | 96 kbps以上 |
フォーマット | ステレオまたはモノラル |
オーディオストリーム | 1のみ |
項目 | 要件 |
---|---|
フォントサイズ | モバイルで判読できる必要あり |
言語 | 広告の地域と一致する必要あり |
セーフエリア | 右下隅には設置しない |
1.Amazonセラーセントラルに登録
・本人確認書類(パスポートまたは運転免許書) ・過去180日以内に発行された取引明細書(クレジットカードの利用明細書、インターネットバンキング取引明細、預金通帳のどれか1つ) ・Amazon購入用アカウントまたはビジネス用のEメールアドレス
2.Amazon広告に登録
3.セラーセントラルとAmazon広告を紐付ける
1. 広告掲載する国を選択する 2. 「セラーセントラルアカウントを持っています」をクリック 3. 紐付け完了
4.キャンペーンの中から「スポンサーブランド広告」を選択
5.広告フォーマットの中から「動画」を選択
6.広告を配信したい商品の設定
7.クリエイティブの設定
8.ターゲティングの設定
スポンサーブランド動画広告の動画制作のコツ5つ
・目的とターゲットを明確にする ・最初の数秒でユーザーの目をひく ・動画の長さは20秒以下にする ・動画にCTAを挿入する ・音無しでも伝わるようにする
目的とターゲットを明確にする
最初の数秒でユーザーの目をひく
動画の長さは20秒以下にする
動画にCTAを挿入する
音無しでも伝わるようにする
【補足】審査に落ちないために注意したい点
<広告要素で禁止されているコンテンツ> ・Amazonの商標または商品、あるいはAmazonの商品またはサービスへの言及。 「Alexaで使用可能」などの互換性を伝えることを目的とした、Amazonの商品への正確な参照は許可されます。ただし、主要商品を見出しの最初に配置し、画像や動画内で目立つようにし、Amazonの商品が正しく参照されている場合に限ります。 ・アスキーアート。 ・大人向けの環境や危険な状況に置かれている子ども。たとえば、銃器やその他の武器の傍にいるまたはそれらを取り扱っている子ども、子どもの安全に関する確立されたベストプラクティスに反する可能性のある状況(子どもがシートベルトを締めない状態で車に乗っている、ヘルメットを着用せずにサイクリングをしているなど)に置かれている子ども、または大人の監督下になく、自分で身の安全を守ることができない場所や状況(プールで泳ぐ、交通量の多い道路を横断する、危険な機器の周りにいるなど)に置かれている子ども。 ・EメールまたはWebアドレス、電話番号などの連絡先情報の一部または全部、ソーシャルメディアのアドレス、QRコード。 ・喫煙を奨励または美化するコンテンツ。 ・破壊行為、反社会的行動、または公共財産/私有財産の損傷を奨励もしくは助長するコンテンツ。 ・違法薬物の使用や合法薬物の乱用、薬物用具、または薬物検査をごまかすための商品の使用を美化または促進しているコンテンツ。 ・性自認または性的指向の診断、治療、質問を行うと暗示したり、主張したりするコンテンツ。 ・広告が表示される地域で、文化的に不適切とされる可能性のあるコンテンツ。 ・人種、肌の色、国籍、宗教、障がい、性別、性的指向、年齢、またはその他のカテゴリーに基づき、憎悪を助長する内容、暴力または不寛容を煽り立てる内容、あるいは保護の対象となるグループを支持または差別するコンテンツ。 ・過剰または無責任なアルコールの消費を促進するコンテンツ。 ・肉体的または精神的な害をもたらす可能性がある行為を促進するコンテンツ。 ・「あなた/あなたの」の使用など、お客様に質問をしたり、直接話しかけたりするコンテンツ(例:「あなたがxxxをお探しなら、こちらをお試しください」、あるいは「望むような減量の成果が得られませんか?」など)。 ・議論の的になっている社会的なトピックを題材とするコンテンツ。 ・政治家や政党を支持または反対するキャンペーン、選挙に関連したキャンペーン、公開討論の政治的問題に関連したコンテンツなどの政治的なコンテンツ。 ・人間や動物に対する残酷な行為。 ・欺瞞的、虚偽、または誤解を招く内容。 ・顔文字および絵文字。 カスタムテキストでは、挑発的、わいせつ、卑わい、または下品ではない顔文字および絵文字が許可されています。 ・配慮を要する出来事(自然災害、人的災害、大規模なトラウマや犠牲者が生じた事件、公的人物の死去など)の悪用。 ・「再生」ボタンやログイン要求などのフェイク機能。 ・不快、下品、わいせつ、または冒涜を含む表現(婉曲的な言い回しや不適切な二重の意味を含む)。 ・「ラストチャンス」、「手遅れになる前に」、「お見逃しなく」、「数に限りがありますのでお急ぎください」など、購入のプレッシャーをかけるような言葉や、お客様にプレッシャーをかけるような言葉や、お客様の感情に訴える言葉。 ・スペルミス、句読点の過度な使用、不適切な文法や句読点。 ・わいせつ、名誉毀損、誹謗中傷、違法、他人のプライバシーの侵害。 ・人によっては不快感をもたらす身体機能や状態、または私的、個人的、あるいは配慮を要する身体的または医学的状態への言及。 ・商品を宣伝するために、他のブランドや商品を過小評価、比較、または利用する仕方で、他の社名や商品に言及するもの(「[他の商品] より高品質」など)。見出しで他の商品との互換性を伝えている場合、見出しの後半にもそのブランド名または商品名を含めて「互換性あり」などの条件を明示する必要があります。 ・支持あるいは非難を含む、宗教的な立場の表明。 ・配送または配信に関する主張。 ・特殊文字(ブランド名またはスローガンの一部を除く)。 ハッシュタグ(#)はカスタムテキストでは許可されています。
<カスタム画像> カスタム画像を使用すると、コンテキストやライフスタイル設定に合った広告主様の商品やブランドを表す、魅力的な画像を広告に含めることができます。画像は、ランディングページと矛盾してはならず、高解像度かつ高品質で見た目が美しいものでなければなりません。次の画像は使用できません。 ・単色または透明な背景に個別あるいは複数の商品が配置されている画像。 ・個々のブランドロゴまたはロゴの組み合わせ。 ・選択したいずれかの商品の画像。 ・込み入った、過度な、編集が不十分な、または判読不能な要素を含む画像。 ・画像に自然に存在するテキスト(商品のパッケージなど)以外の追加テキストを含む画像。 ・レターボックス形式またはピラーボックス形式が含まれている画像。
スポンサーブランド動画広告についてのよくあるQ&A
スポンサーブランド動画広告のデメリットは?
・ブランド登録が必須 ・動画を制作するのに時間や手間がかかる ・掲載枠が少ないため入札額が上がりやすい
関連記事
【初心者向け】Amazonスポンサープロダクト広告の始め方や運用のコツを解説
スポンサーブランド動画広告にかかる費用は?
スポンサーブランド動画広告のおすすめの運用代行サービスは?
まとめ
よくあるご質問
Q
スポンサーブランド動画広告とは?
+
A
スポンサーブランド動画広告とは、2020年12月から新たにスタートした、Amazon内に6秒〜45秒の長さの動画を掲載できる機能のことをいいます。
Q
スポンサーブランド動画広告の掲載場所は?
+
A
スポンサーブランド動画広告の掲載場所は「検索結果ページ」と「商品詳細ページ」の2つです。
Q
スポンサーブランド動画広告で利用できるターゲティングは?
+
A
スポンサーブランド動画広告では「キーワードターゲティング」や「商品ターゲティング」などの「マニュアルターゲティング 」が利用できます。
Q
スポンサーブランド動画広告の特徴は?
+
A
スポンサーブランド動画広告の特徴は「視認性が高く認知されやすい」、「ブランドや商品のイメージを伝えやすい」、「まだまだ競合が少ない」、「CTR(クリック率)が高い」の4つです。
Q
スポンサーブランド動画広告の動画制作のコツは?
+
A
スポンサーブランド動画広告の動画制作のコツは「目的とターゲットを明確にする」、「最初の数秒でユーザーの目をひく」、「動画の長さは20秒以下にする」、「動画にCTAを挿入する」、「音無しでも伝わるようにする」の5つです。
著者:EC Kaizen 編集部
【執筆・監修・顧問経歴】 長谷川克己:有名インテリアショップのECやAmazon、楽天市場でのマーケティングを担当