【2024年最新】スポンサーディスプレイ広告とは?特徴や設定方法を解説
更新日:2024年01月31日
Amazonに出品している事業者の方の中には、「スポンサーディスプレイ広告に興味はあるけど、そもそもスポンサーディスプレイ広告の概要を知らない」や「スポンサーディスプレイ広告を始めたいが、どのように始めたらいいか分からない」などと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はそうしたお悩みをお持ちの方に向けて、スポンサーディスプレイ広告の始め方や注意点を解説します。スポンサーディスプレイ広告に興味関心のある方は、ぜひ最後までご覧ください!
目次
1.
スポンサーディスプレイ広告とは?・
掲載場所とターゲティング・
スポンサーディスプレイ広告と他のAmazon広告との違い2.
スポンサーディスプレイ広告の特徴4つ・
様々な場所に掲載できる・
ユーザーの興味や行動をもとにターゲティング可能・
リターゲティング機能がある・
動画広告も配信できる3.
スポンサーディスプレイ広告の設定方法・
【事前準備①】Amazonブランド登録をする・
【事前準備②】クリエイティブを制作する・
1. Amazonセラーセントラルに登録・
2. Amazon広告に登録・
3.セラーセントラルとAmazon広告を紐付ける・
4.キャンペーンの中から「スポンサーブランド広告」を選択・
5. 入札方法の選択・
6. 広告フォーマットを選択・
7. 広告を配信する商品の設定・
8. ターゲティングの設定4.
スポンサーディスプレイ広告の運用のコツ3つ・
広告の段階ごとに戦略を立てる・
クリエイティブにこだわる・
分析と改善を繰り返す5.
スポンサーディスプレイ広告についてのよくあるQ&A・
スポンサーディスプレイ広告のデメリットは?・
スポンサーディスプレイ広告の費用相場は?・
スポンサーブランド広告のおすすめの運用代行サービスは?6.
まとめ
スポンサーディスプレイ広告とは?
掲載場所とターゲティング
<Amazon内> ・商品詳細ページ ・カスタマーレビュー ・おすすめ商品の下広告枠 ・商品検索結果ページの横 ・カートの下 <外部サイト> ・ Twitch や IMDb などのアドネットワーク
コンテキストターゲティング:設定している商品やカテゴリー、類似商品等のAmazonの商品ページに広告を配信するターゲティング方法のこと オーディエンス:ユーザーの興味関心や過去の行動データをもとに、関連性の高いグループに対して広告を配信するターゲティング方法のこと
スポンサーディスプレイ広告と他のAmazon広告との違い
広告 | 種類 | 掲載場所 | 課金方式 | 出品の必要 | 制作・運用 |
---|---|---|---|---|---|
スポンサープロダクト広告 | 検索広告 | Amazon内 ・検索結果ページ ・商品詳細ページ | クリック課金 | 必要 | 自社(セルフサービス) |
スポンサーブランド広告 | ディスプレイ広告 | Amazon内 ・検索結果ページ ・商品詳細ページ | クリック課金 | 必要 ※ブランド登録も必要 | 自社(セルフサービス) |
スポンサーブランド動画広告 | 動画広告 | Amazon内 ・検索結果ページ ・商品詳細ページ | クリック課金 | 必要 ※ブランド登録も必要 | 自社(セルフサービス) |
スポンサーディスプレイ広告 | ディスプレイ広告 | Amazon内 ・商品検索結果ページの横 ・商品詳細ページ ・カスタマーレビュー ・おすすめ商品の下広告枠 | クリック課金、vCPM(ビューアブルインプレッション) | 必要 ※ブランド登録も必要 | 自社(セルフサービス) |
Amazon DSP | ディスプレイ広告 | Amazon内外 | インプレッション課金 | 不要 | Amazonのエキスパートが運用 |
動画広告 | 動画広告 | Amazon内外 | 形式と枠による | 不要 | 自社またはAmazon |
音声広告 | 音声広告 | Amazon Musicの無料サービス | インプレッション課金 | 不要 | 自社またはAmazon |
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スポンサーディスプレイ広告の特徴4つ
・様々な場所に掲載できる ・ユーザーの興味や行動をもとにターゲティング可能 ・リターゲティング機能がある ・動画広告も配信できる
様々な場所に掲載できる
ユーザーの興味や行動をもとにターゲティング可能
リターゲティング機能がある
リターゲティングとは、自社のブランドや商品に興味・関心を示したユーザーに対し、再度広告を表示してアプローチすること
Amazonオーディエンス:Amazon内の購買履歴に基づいてセグメントを選定する(新規見込み客向け) 閲覧リマーケティング:過去7日、14日、30日、60日、90日以内に広告商品や類似商品、特定のカテゴリーの商品を閲覧したセグメントにリーチする 購入リマーケティング:過去日7日、14日、30日、60日、90日、180日、365日以内に広告商品や類似商品、特定のカテゴリーの商品を購入したセグメントにリーチする
動画広告も配信できる
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【最新版】Amazonスポンサーブランド動画広告の特徴や費用、始め方を解説
スポンサーディスプレイ広告の設定方法
【事前準備①】Amazonブランド登録をする 【事前準備②】クリエイティブを制作する 1. Amazonセラーセントラルに登録 2. Amazon広告に登録 3. AmazonセラーセントラルとAmazon広告を紐づけ 4. キャンペーンの中から「スポンサーディスプレイ広告」を選択 5. 入札方法の選択 6. 広告フォーマットを選択 7. 広告を配信する商品の設定 8. ターゲティングの設定
【事前準備①】Amazonブランド登録をする
・商標権 ・ブランドロゴ ・商品画像
1. ブランドレジストリアカウントの登録 2. 公的機関に登録された商標番号を提出 3. 商品画像をアップロードする 4. ブランドカテゴリを選択 5. 流通・ライセンス情報を入力
【事前準備②】クリエイティブを制作する
項目 | 要件 |
---|---|
画像サイズ | 1200×628ピクセル以上 |
ファイルサイズ | 5 MB 以下 |
ファイル形式 | PNG、JPEG、または GIF |
コンテンツ | 画像にテキスト、グラフィックス、ロゴが追加されていない |
項目 | 要件 |
---|---|
アスペクト比 | 16:9 |
サイズ | 1280 x 720ピクセル、1920 x 1080ピクセル、あるいは3840 x 2160ピクセル |
ファイルサイズ | 500MB以下 |
ファイル形式 | MP4またはMOV |
長さ | 6~45秒 |
フレームレート | 23.976、24、25、29.97、29.98、30fps |
ビットレート | 1 Mbps以上 |
コーデック | H.264またはH.265 |
プロフィール | メインまたはベースライン |
動画ストリーム | 1のみ |
項目 | 要件 |
---|---|
言語 | 広告の地域と一致する必要あり |
サンプルレート | 44.1 kHz以上 |
コーデック | PCM、AACまたはMP3 |
ビットレート | 96 kbps以上 |
フォーマット | ステレオまたはモノラル |
オーディオストリーム | 1のみ |
1. Amazonセラーセントラルに登録
・本人確認書類(パスポートまたは運転免許書) ・過去180日以内に発行された取引明細書(クレジットカードの利用明細書、インターネットバンキング取引明細、預金通帳のどれか1つ) ・Amazon購入用アカウントまたはビジネス用のEメールアドレス
2. Amazon広告に登録
3.セラーセントラルとAmazon広告を紐付ける
1. 広告掲載する国を選択する 2. 「セラーセントラルアカウントを持っています」をクリック 3. 紐付け完了
4.キャンペーンの中から「スポンサーブランド広告」を選択
・キャンペーン名 ・開始日&終了日(指定がある場合は設定) ・1日の予算
5. 入札方法の選択
リーチに合わせた最適化:関連性の高いオーディエンスに広告を表示し、広告の表示回数を最大化させて商品の認知度を高める ページの訪問数に合わせた最適化:広告をクリックする可能性が高い購入者に広告を表示し、ページへの訪問を促進する コンバージョンに合わせた最適化:商品を購入する可能性が高い購入者に広告を表示し、コンバージョン数を最大化させて売上を伸ばす
最適化方法 | 課金方法 |
---|---|
リーチに合わせた最適化 | ビューアブルインプレッション1000回あたりの費用 |
ページの訪問数に合わせた最適化 | クリック課金制 |
コンバージョンに合わせた最適化 | クリック課金制 |
6. 広告フォーマットを選択
7. 広告を配信する商品の設定
8. ターゲティングの設定
コンテキストターゲティングの場合
カテゴリー:Amazonのカテゴリー内の掲載枠に広告を表示できる 個々の商品:個々の商品を選択してその商品ページに広告を表示する
オーディエンスの場合
オーディエンス | 概要 |
---|---|
ライフスタイル | 特定のライフスタイル傾向のあるオーディエンス(「旅行好き」や「子育てママ・パパ」など) |
興味 | 特定のカテゴリーに継続的な興味・関心のあるオーディエンス |
ライフイベント | 人生の重要な節目に関わる活動を最近行っているオーディエンス |
インマーケット | 特定のカテゴリーで商品を購入する可能性が高いオーディエンス |
スポンサーディスプレイ広告の運用のコツ3つ
・広告の段階ごとに戦略を立てる ・クリエイティブにこだわる ・分析と改善を繰り返す
広告の段階ごとに戦略を立てる
クリエイティブにこだわる
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【最新版】Amazonスポンサーブランド動画広告の特徴や費用、始め方を解説
分析と改善を繰り返す
・インプレッション数、クリック数、クリックスルー率(CTR) ・注文数、売上、広告費、売上高広告費比率(ACOS)、広告費用対効果 ・ブランド新規顧客指標(NTB)
スポンサーディスプレイ広告についてのよくあるQ&A
スポンサーディスプレイ広告のデメリットは?
・ブランド登録が必須 ・小口出品プランでは広告を配信できない
関連記事
【初心者向け】Amazonスポンサープロダクト広告の始め方や運用のコツを解説
スポンサーディスプレイ広告の費用相場は?
・1クリックあたり20円〜200円 ・1日あたり1,000円〜
スポンサーブランド広告のおすすめの運用代行サービスは?
まとめ
よくあるご質問
Q
スポンサーディスプレイ広告とは?
+
A
スポンサーディスプレイ広告は、Amazon内や外部サイトに掲載できるディスプレイ広告のことです。
Q
スポンサーディスプレイ広告の特徴は?
+
A
スポンサーディスプレイ広告の特徴は「様々な場所に掲載できる」、「ユーザーの興味や行動をもとにターゲティング可能 」、「リターゲティング機能がある」、「動画広告も配信できる」の4つです。
Q
スポンサーディスプレイ広告の運用のコツは?
+
A
スポンサーディスプレイ広告の運用のコツは「広告の段階ごとに戦略を立てる」、「分析と改善を繰り返す」の3つです。「クリエイティブにこだわる」、「
Q
スポンサーディスプレイ広告を始める際の注意点は?
+
A
スポンサーディスプレイ広告を始める際の注意点は「ブランド登録を済ませること」と「大口プランに登録しておくこと」の2つです。
Q
スポンサーディスプレイ広告の費用相場は?
+
A
スポンサーディスプレイ広告の費用相場は、1クリックあたり20円〜200円 、1日あたり1,000円〜です。
著者:EC Kaizen 編集部
【執筆・監修・顧問経歴】 長谷川克己:有名インテリアショップのECやAmazon、楽天市場でのマーケティングを担当